今節は、両者ともに中2日で迎える5連戦の3戦目だ。
まず、ホームの徳島。アウェイで行われた前節・岡山戦は、先制しながらも終了間際に失点を喫して勝点1を分け合った。リカルド ロドリゲス監督は「勝点2を失った」と悔しそうな表情をのぞかせたが、その気持ちを次につなげたい。注目は渡井 理己。個で打開できるドリブル力があり、パス能力も高まってきた。攻撃を組み立てる上でも、決定機を創出する上でも渡井の存在は欠かせない。覚醒する徳島の新10番を見逃すなかれ。
対する甲府。ホームで行われた前節・北九州戦は3-2で勝利。激闘を制して上位との勝点差をグッと縮めた。ドゥドゥ、ジュニオール バホスなど、最近は先発から離れていた選手のコンディションが整い始めた。注目は泉澤 仁。前回対戦では泉澤のクロスから先制に成功したが、今節もドリブルと突破力がカギになる可能性は高い。また、2005~06年に徳島でプレーした伊藤 彰監督にとっては古巣戦。徳島のアウェイ戦に臨むのは、昨季のJ1参入プレーオフ1回戦以来。1-1で引き分けながらレギュレーションにより敗退となった。さまざまな記憶を思い出すピッチでの指揮となるだろう。
徳島が突き放すのか、甲府が追走の狼煙を上げるのか。両者の思いが渦巻く重要な局面を迎える。
[ 文:柏原 敏 ]


