京都は敵地で戦った前節・町田戦、立ち上がりから相手の勢いに圧倒され開始早々にオウンゴールを献上。後半にも2失点をして0-3で完敗した。今季初めての3点差をつけられた敗戦という結果もさることながら、イージーなボールロストを繰り返し、反撃の気配も見せられないまま敗れたゲーム内容に、試合後の實好 礼忠監督は「言葉が出ない。何も上回れたことがなかったゲーム」と呆然とした表情で話していた。
その結果、J1昇格圏からは勝点14差まで離され、順位は9位まで後退。ここで今季初の3連敗を喫することになれば、京都は今季の目標を見失う事態になりかねない。今節はシーズン前半戦で無敗を続けていたホームゲームだが、その得意にしていた本拠地でも後半戦に入ってからは一転して2連敗中。まずは前節で形にならなかったビルドアップを整理し直し、今季最大の苦境を乗り越えたいところだ。
一方、アウェイチーム・山口の前節は、一度は2点差を追いつきながらも金沢に突き放され2-4で敗北した。前々節・長崎戦に続く4失点。霜田 正浩監督が「守備の意識をもう1段上げないといけない」と話すように、ディフェンスの安定化が喫緊の課題となっている。
なお、両チームは今季の開幕戦で対戦し、山口が1-0で勝利している。京都が開幕戦のリベンジを果たしてJ1昇格の望みをつなぐのか、山口がシーズンダブルを飾って21位に沈む現状打破のきっかけをつかむのか。前回対戦も踏まえたお互いのモチベーションの違いも、勝負を左右する要素となりそうだ。
[ 文:川瀬 太補 ]

