長崎からすれば、今節は取りこぼすことのできない一戦となる。長崎は首位快走から一転、明治安田J2第16節・新潟戦から8試合勝利に見放されて昇格圏から陥落したが、第24節・栃木戦、第25節・山口戦で連勝して踏みとどまると、前節は勝点で並ぶ北九州と対峙。北九州に先制されながらも、終了間際の渾身ドロー弾で意地を見せた。
今節はアウェイ戦ながら、インターバルは愛媛より1日多い中3日。フィジカル面で優位性を生かせるだけでなく、昇格争いの緊張感張り詰める中でメンタル面も充実していることを考えれば、ここは確実に下位を叩いて歩みを進めたいところだ。
一方、ホームチームは苦境に立たされている。現在3連敗中。しかも、それらはいずれも“惨敗”という表現が妥当なほどの試合内容だ。前節は敵地で山形と対戦も、終始主導権を相手に明け渡すと、自慢のパスサッカーは影を潜めたまま失点を繰り返し、2戦連続の4失点。チームとして攻守がかみ合わず、突破口を見いだせない状況で今節を迎えることとなる。
非力な攻撃力はそのままに、粘りを見せていた守備も再三にわたってほころびを見せるようになり、一層苦しみは増すばかり。中2日のインターバルでこの状況を脱するドラスティックな策はあるのだろうか。
[ 文:松本 隆志 ]

