前回対戦は明治安田J2第20節。ボール保持率を高めたい両者の一戦は、実際はやや新潟が多くボールを握る展開になった。しかしながら、勝利したのは徳島。岸本 武流のクロスに対し、河田 篤秀の古巣弾でゴールネットを揺らして1-0。途中出場の2選手が試合を決めた。新潟のアルベルト監督は試合後、「守備はとても堅く、しっかりトレーニングされたチーム」と徳島についてコメントしている。
それから約1カ月、今季二度目の対戦を迎える。
大きな変化を余儀なくされているのは新潟だ。チーム最多の7得点を決めている渡邉 新太は、前回の徳島戦で右足第五中足骨骨折の負傷。全治約3カ月と診断されて離脱している。先日、ファビオとペドロ マンジーの契約解除が発表され、これでFWが3枚抜けてしまった。しかしながら、夏場に加入した鄭 大世は存在感を示しており、セットプレー絡みでマウロやロメロ フランクの高さは生かされている。本間 至恩の個人技も魅力で、得点パターンは豊富だ。クラブとしては苦しい時期を迫られているが、こと試合に関して勝点を積み上げる術は十分あるだろう。
2位の徳島は、相手うんぬんの前に自動昇格圏内を維持するためにも勝点3を積み上げ続けたい。特に上位争いに加わりそうな対戦相手であり、なおさら勝点を与えるわけにはいかない。注目は前回対戦でも得点を挙げている河田だ。決定力の高さはお墨付き。また、押谷 祐樹の復帰をはじめ、コンディションの上がってきた佐藤 晃大、連戦でも変わらず元気な垣田 裕暉とFWの選択肢は潤沢にある。全体的に離脱者は少なくなり、練習試合も積極的に組みながら最終盤に向けて着実に基盤を固めつつある。
伸るか反るか。大きな勝点3を手にするのは徳島か、新潟か。
[ 文:柏原 敏 ]


