栃木は2連敗中。アウェイ連戦というタフな状況下だったが、首位の徳島、上位の北九州に惜敗した。失点はクロスに対する詰めの甘さが出たもの。また、攻勢をかけた時間のラストの精度不足が響き、勝点を得ることができない悔しい連敗となった。とはいえ、足りないものが何かは明確に分かっている。細部の修正を施し、水戸戦への準備を進める中で、かつて3シーズンを過ごした古巣戦を迎える佐藤 祥は「球際や走力など自分たちのスタイルを出せれば。どんな形でも勝てればいい」とこの一戦への意気込みを語った。
一方の水戸はここまでリーグトップの58得点を叩き出しおり、攻撃の爆発力は十分。中でも前線の中山 仁斗、山口 一真がともにチームトップとなる13ゴールをマークし、迫力をもたらしている。その一方で失点数は下位のチーム並みに膨れ上がっており、改善の余地はある。だが、前節はホームで京都に先制されながら、後半に深堀 隼平の2ゴールにより先制を許した試合で今季初となる逆転勝利を挙げており、勢いを持って栃木に乗り込める状態にある。
京都に快勝した試合後に深堀は「これを続けていきたいですし、次は栃木とのダービーが控えているので、サポーターの皆さんのためにも必ず全員で勝ちたい」とすぐさまダービーを意識した発言をしており、勝てば1ケタ順位入りを果たせることも含め、チームとして今節に懸ける思いは相当強いだろう。
互いに負けられないライバルとの一戦。激戦必至の“北関東ダービー”になりそうだ。
[ 文:鈴木 康浩 ]