少なからずチームに動揺があることは容易に想像できる状況だが、それに加えて感染者1名、および濃厚接触者となった4名も今節で出場できないという苦しい事情が重なる。チームは先のアウェイ4連戦を1勝2分1敗と五分の戦績で乗り切っただけでなく、攻撃面における選手の距離感が改善されたことにより、攻撃の組み立て、前線のコンビネーションにもスムーズさが生まれるなど好感触を得ていた。愛媛としては復調の兆しが見えている中で水を差された格好となっただけに、いかにメンタル面をリセットし、今節にしっかりフォーカスできるかが求められる。
一方、直近6試合勝利がなく、3連敗中の群馬からすれば、なんとかここで苦境を脱したい。前節・東京V戦では3失点で完敗。ポゼッションサッカーを志すチーム同士の対決で質の違いを見せつけられたが、今節の愛媛も同様のポゼッション型のチーム。下位に位置する同タイプのチームに後塵を拝す結果となれば、目指すスタイルそのものが問われることは必至だ。愛媛との前回対戦では高い位置からの強度の高い守備をまじえながら終始優位に試合を運んで1-0で勝利をつかんだだけに、今節でも立ち上がりから攻守両面でエネルギッシュさを見せたいところだ。
[ 文:松本 隆志 ]

