ホームの新潟は、前節・金沢戦を2-1で制し、3試合ぶりの勝利を収めた。DFを吹き飛ばす強さを発揮した鄭 大世のゴールで先制。その後1失点したものの、試合途中に左SBから左サイドハーフにポジションを変えた堀米 悠斗が、本間 至恩のクロスに合わせてネットを揺らし、これが決勝点に。ケガ人も多く、メンバー入りしている選手=実質稼働できる選手という状況の中で、指揮官の采配の妙に加え、選手がお互いの良さを生かし合い、助け合う一体感によって勝利をモノにした。
J1昇格という目標に加え、「選手一人ひとりが成長できる喜びを感じている」(アルベルト監督)こともモチベーションとなっているのが、いまの新潟の強みだ。前節のゴールで、鄭 大世が本間、渡邉 新太(ケガで離脱中)と並んでチーム最多タイの7得点となった。鄭 大世は「みんなが求めるのはゴールなのでそこからは逃れられないが、取れなくても守備で貢献したい」と、引き続き攻守すべてにおいて貢献を誓う。
アウェイの愛媛は、選手1名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことにより、第34節は中止(12月9日に代替開催)となり、前節は10日ぶりの試合となった。
ホームに群馬を迎えた一戦は、後半、流れをつかみかけていた中で群馬の交代カードによってそれが断ち切られ、セットプレーの流れから喫した1失点で敗れた。
4試合勝ちがない状況が続くが、流れの中ではボールを保持し、意図的に動かしながら決定的なチャンスも複数生み出している。「ゴール前での迫力が足りていなかった」と振り返るのは、新潟県出身の有田 光希。チーム最多の6得点を挙げている有田の“凱旋ゴール”なるかにも注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

