堅守が機能していることが結果の出ている大きな理由だけに、あとは攻撃の迫力を増していきたいところ。幸いにも負傷者の復帰などもあり、特徴ある人材がそろってきている。個人技で状況を打開できるセルジーニョ、杉本 太郎が好調を維持しており、攻撃的ポジションには2人以上の先発候補が居並ぶ状況だ。チーム内競争もますます熾烈になるが、それがひいては内容と結果の向上につながるはずだ。
個人能力に長けた選手がそろうという意味では、京都も同じだ。ここまでチーム総得点は『43』だが、そのうちの半分以上を叩き出しているピーター ウタカの得点力は脅威で、分かっていても止められないほど。加えて今秋に期限付き移籍で復帰した仙頭 啓矢も結果を残しており、強烈なアタッカーが持ち味を発揮できれば、アウェイチームが試合を優勢に進めることだろう。
お互いに昇格の可能性はなくなり、来季を見据えての戦いとなる。勝利を信じるサポーターの熱意に応えるのは松本か、あるいは京都か。
[ 文:多岐 太宿 ]
