琉球は前節、ホームで東京Vと対戦。小泉 佳穂の2ゴールなどにより4-0で快勝した。「今まで複数得点が取れていなかった中、完璧な形を示すことができホッとしている」と話す小泉。樋口 靖洋監督は「躍動感と一体感をピッチで表そうというところで、集中して発揮した結果」とし、示した連動性が勝因と語った。前節、特に光ったのが守備面。相手のパスコースを限定させるスペースの消し方が効いて、そこからプレスを掛けてボール奪取に移っていく。攻守の切り替えを鮮明に素早くすることで、ボールを奪ってからの人数をかけたカウンターチャンスを作り出した。攻守両輪が見事に回るサッカーを、今節も展開できるか。
順位浮上のカギとなりそうなポイントがもう1つ。琉球は残り5試合でホーム戦を4試合残している。「連戦の中で移動が少ないのは絶対にアドバンテージ。気候も僕らはプラスにしなければいけない」と話す樋口監督。日中20℃を超えることが珍しくない12月の沖縄の地でコンディションを整えられるメリットを生かし、試合では確実にペースを握りたい。
対する金沢は前節、ホームで徳島と対戦。乱打戦を演じ、一時は3点差を追いつくも3-4で敗れた。それでも「やるべきことを整理し、怖がらず狙いを持ってやれた」と柳下 正明監督。選手間の距離を近くし、素早いパス交換から立て続けにゴールを奪い首位チームを追い込んだ手ごたえを生かしたいところだ。
前回対戦では、終了直前にホドルフォが決め、2-1で金沢が劇的な勝利を飾っている。琉球にとってはリベンジマッチ。その一戦を前に、昨季まで金沢でプレーしていた沼田 圭悟は「どん欲にゴール、アシストを狙っていきたい」と闘志を燃やす。
[ 文:仲本 兼進 ]
