栃木は前節、アウェイで新潟と対戦して2-2のドロー。先制を許しながら後半から好調の矢野 貴章を投入したことにより攻勢に出ると、矢野の3試合連続弾と森 俊貴のゴールで逆転。だが最後に追いつかれるという内容だった。
今季は得点力不足にあえいでいた栃木だが、直近3試合で7つのゴールを奪えている。矢野が「シンプルにゴール前のプレーの精度が上がってきている」と手ごたえを口にするように、結果が出ていることに選手たちは自信をつかんでいる。一方、直近3試合で4失点と栃木らしい堅守は見えない。前節も最終ラインの選手が入れ替わったことによる連係不足のスキを突かれて、終了間際に失点を喫した。田坂 和昭監督は新潟に対する善戦を良しとしておらず、「守備は次に向けて修正すべきところ」と群馬戦に向けて相当に引き締めて臨んでいく構えだ。
一方の群馬はここにきて2連勝と好調だ。前々節にはアウェイで町田に対して、林 陵平、宮阪 政樹、大前 元紀が決めて3得点大勝。前節はホームで松本に1-0。今季連係面を深めてきたパスワークと堅守により相手を封じ込めると、89分に岩上 祐三が決勝点を挙げて勝利した。得点が奪えていることのみならず、直近2試合は無失点。岡村 大八を中心とする堅い守りが光る。
ライバル同士の負けられない一戦。激しいバトルの応酬となることが予想される今節は、その中で群馬がボールを保持し、それに対し栃木が強度のあるプレスで対抗するという図式になるだろう。どちらが相手のスキを突き、ダービーで凱歌を上げるか。
[ 文:鈴木 康浩 ]