昇格の可能性を残す3チームで一番下に位置する長崎は、前節はアウェイで東京Vと対戦。プレッシャーのかかる試合だったが、前半のうちにセットプレーから先制すると、立て続けに2点目の奪取に成功。その後は2点のリードを活用しながら試合を進めた。理想的な展開で勝点3を獲得し、昇格の可能性をつないだ。
すでに昇格の可能性が消滅している甲府は前節、ホームで松本と対戦。前半に先制を許すと後半に猛攻を仕掛けるが、松本の守備をこじ開けることができずに0-1で敗戦となった。甲府にとっては9連戦の7試合目という影響が出たのかもしれない。そして今節は9連戦の8試合目。さらに中2日で長距離移動でのアウェイ戦と厳しい条件が並ぶ。
長崎は今節で引き分け以下に終わった場合、福岡が勝利すると3位が確定。その時点で昇格の可能性が消滅する。そんな中、リーグで5番目に失点数が少なく、リーグ最多の16引き分けを記録している甲府を迎えるというのはどこか不気味な雰囲気が漂う。甲府に強固なブロックを作られる前にフィニッシュまでもっていくスピード感が勝利へのポイントになるだろう。
どちらにせよ、長崎は逆転昇格のためには残り2試合を連勝するのみ。最終節には徳島と福岡の直接対決があり、どちらかが必ず勝点を落とすことになる。長崎としてはそれが利となる状況にするためにも勝つしかない。
長崎が勝って昇格への望みをつなげるのか。それとも、甲府が壁となって立ちはだかるのか。寒さを吹き飛ばす熱いゲームを期待したい。
[ 文:杉山 文宣 ]