昨季16位に終わった琉球は今季に向けて攻撃陣をテコ入れ。J1昇格の味を知る清武 功暉を徳島から、リーグ・カップ戦をあわせて通算100ゴールをマークする赤嶺 真吾と、2列目でもプレー可能な清水 慎太郎の両FWを岡山から獲得し、中川 風希も京都からの期限付き移籍で加わった。
キャンプを経て行われたトレーニングマッチでは、湘南・名古屋・群馬・八戸と対戦するも未勝利に終わっている。結果が得られないままシーズン開幕を迎えることになるが、試合を重ねながら完成度を高めていく中で新戦力の融合は着実に進んでおり、開幕前の最後の実戦となった海邦銀行SC戦(45分×3本)では17ゴールを挙げた。得点を奪ったあとに畳みかける姿勢も見せ、全31人の精鋭が相手のリアクションにとらわれない“樋口流攻撃サッカー”でJ1昇格達成に向けて準備している。その最大目標において、開幕節から重要な試金石となる一戦を迎える。
昇格最有力候補に挙がる磐田は、昨季10月に鈴木 政一監督が就任して以降、9勝6分4敗の成績を挙げて立て直しに成功した。今季はチームの得点力アップと積極的なチェイシングが期待の大津 祐樹、好クロスでゴールを演出する鈴木 雄斗を獲得。期限付き移籍期間を延長した遠藤 保仁が組み立て、大森 晃太郎のラストパスから小川 航基がフィニッシャーとして存在感を光らせられるかが注目となる。
小気味よくパスをつないで攻める両チームの一戦は、序盤から目まぐるしいゴール前での攻防が見られそうだ。
[ 文:仲本 兼進 ]
