大宮は1カ月以上、白星から遠ざかっている。3連敗の状況で迎えた前節・東京V戦は、一進一退の攻防の中で小野 雅史の技術の詰まったゴールで先制するも、その直後に追いつかれてドロー決着となった。
勝てていないことも問題だが、いまの大宮の問題は課題を解決できていないこと。リード直後の失点については明治安田J2第9節・磐田戦で二度も痛い目に遭ったわけで、クロスからの失点は今季の失点パターンの1つ。同じことを繰り返しているようだと勝点3を得ることは難しい。準備期間は短いが修正が急務である。
リーグ最多得点の新潟を無失点に抑え、首位チームを止めることができれば大きな自信になるだけに、3月27日の第5節・長崎戦以来の勝利が欲しい。
対して新潟は順調そのもの。昨季からアルベルト監督の下で取り組んでいるサッカーには一貫性があり、今季の開幕から花開いた。高木 善朗と本間 至恩の2枚看板を中心に魅力的な攻撃が多く、1試合平均2.5点以上を叩き出している。
その中で現在好調なのが谷口 海斗。第8節から4試合連続で先発し、ここ2試合で3ゴールとチームの勝利に多く貢献している。昨季のJ3得点王が躍動する姿にも注目だ。
ともにJ1経験がありながらも、今季は真逆なシーズンを過ごしている両者。とにかく勝って浮上のきっかけをつかみたい大宮と無敗街道を突き進みたい新潟の“オレンジダービー”が、見ごたえある90分になることを期待したい。
[ 文:須賀 大輔 ]

