山形は今節がピーター クラモフスキー新監督の初采配となる。石丸 清隆監督解任後の4試合は佐藤 尽コーチが暫定的に指揮を執っていたが、ピーター クラモフスキー監督の就労環境がようやく整ったことで、正式に新体制に移行した。
佐藤体制では2連勝のあとに1分1敗。前節は好調の京都に0-1で敗戦を喫した。この間、ピーター クラモフスキー監督とも情報の共有、すり合わせは行われていたとのことだが、連戦中で十分な落とし込みは困難だったことが推察される。今週からピーター クラモフスキー監督が現場に出て直接指導するトレーニングを開始したが、パススピードのアップやスプリント、切り替えの速さなどが強調されている。この成果がまずは今節、どのような形で表れるかに注目したい。
山形に先立ち監督交代に踏み切った愛媛は、明治安田J2第7節から實好 礼忠監督が指揮を執っている。第8節から連勝したあと、ここ4試合は勝利なし。ただし、チームの成長を感じさせる部分も多い。直近の2試合はホームでドローに終わったが、相手は上位の磐田、琉球。第11節・京都戦では2点を先行されながら最後は2-3と1点差まで追い上げている。ボールを保持し攻撃で主導権を握る時間も多いが、守勢に回ってからの粘り強さもあり、着実に勝点を積み上げている。
愛媛のベンチには昨季までの4シーズン、山形でコーチを務めた青野 慎也コーチが入る。一方、山形にはピーター クラモフスキー監督の就任内定と同じタイミングで、昨季まで愛媛の監督を務めた川井 健太氏がコーチとして加わっている。きっ抗した戦いが多い2チーム、簡単な決着はなさそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
