4分4敗と大宮は1カ月以上、勝利から見放されている。最下位脱出を懸けた前節・群馬戦も強風と付き合いながらゲームを進め、後半に小野 雅史のゴールで先制。勝点3が目前まで迫っていた。しかし、後半アディショナルタイムにCKから失点。一瞬で天国から地獄へと突き落とされた。
今季はリードしたあとのゲーム運びと試合の閉じ方に課題を抱えており、勝点3を手繰り寄せるために改善は急務。8試合勝ちなしと自信を持ちづらい状況ではあるが、自分たちの力でなんとか勝利をつかみたい。幸い、上を見ると勝点1差に4チームがおり、勝てば最下位、J3降格圏を脱出できる可能性はある。良い意味で開き直り、今節こそホームで歓喜を味わいたい。
対して岡山は現在、今季二度目の連敗中。前節は今季最多の4失点を喫し、千葉に敗れた。試合前まで12試合で9失点と守備の安定が1つの特徴であっただけに痛い1敗となった。
ただ、反対に課題であった攻撃面で改善が見られていることは明るい材料である。序盤は3試合ノーゴールの時期もあった中で、いまは4試合連続ゴール中。特に19歳の川本 梨誉が2試合連発中と好調だ。前線の核になり始めている若きストライカーの活躍で連敗を止めたい。
最下位と13位の対戦だが、その差はわずか5ポイント。例年同様、混戦極めるJ2の中で互いにきっかけを求めている。現状から抜け出したい両者の戦いは、順位を忘れるほど白熱した90分になりそうだ。
[ 文:須賀 大輔 ]

