互いに現状は絶好調と言っていいだろう。長崎は松田 浩監督が指揮を執って以降の7試合を6勝1分で無敗をキープしている。前節はアウェイで栃木と対戦。試合序盤こそ栃木のハイプレスに苦しめられたが、その時間帯をしのぐと加藤 聖のクロスから都倉 賢が先制。その後は落ち着いた試合運びを展開し、後半にはセットプレーから追加点を挙げて危なげなく逃げ切った。これで5戦連続無失点での5連勝を達成した。
ただ、それ以上に勢いを見せているのが磐田だ。前節はホームに千葉を迎えた。ピンチもあった中で体を張った守備を展開し、前半終了間際に山田 大記が先制点を奪取。そのまま逃げ切りに成功している。これで磐田は長崎を上回る9試合負けなし。6戦連続無失点での6連勝となっている。
無失点での連勝を続ける長崎と磐田。数字だけを見れば守備に目が行きがちだが、無失点だけでは勝利することはできない。長崎は8戦連続得点中で磐田は7戦連続得点中と、きっちり得点を挙げている両者でもある。ともに前線には優れたアタッカーたちを擁しているだけに、相手の守備をこじ開けるだけの質を見せることができるか。
破竹の勢いで勝点を積み上げてきた長崎だが、上位との対戦は監督交代後、これが初めてとなる。勝利を挙げて、勝点差を『5』に縮めることができるか。それとも、磐田がさらに差を広げるのか。今後の昇格争いを占う上でも注目の一戦。好ゲームを期待したい。
[ 文:杉山 文宣 ]