前節・岡山戦に敗れ、今季4敗目を喫した琉球。J1昇格圏内に立つ京都、磐田との勝点差は『4』に広がった。ただ、「前半戦で勝点40を絶対に取ろう」(樋口 靖洋監督)というチーム目標がかなうまであと1勝に迫っていることは変わりない。ここまで獲得した勝点37は目の前の試合に集中して積み上げた証であり、周りの状況に囚われず、引き続き一意専心で向かうことが再浮上のカギとなるだろう。
また、主力のケガが重なっている不安要素も、バックアップメンバーがうまくフォロー。その準備力も大崩れしない要因となっている。チーム力が試されたここ9試合の成績は3勝3分3敗。6月最後の一戦を前に、1つの目標を達成するためにも勝点3にこだわりたいところだ。
対する松本は前節、大宮と対戦してスコアレスドロー。J3降格圏にいる19位・群馬と勝点2差に迫る中、チームは柴田 峡監督と西ヶ谷 隆之コーチの解任を発表。2015年に磐田をJ1昇格に導いた名波 浩新監督と、今季途中まで相模原を指揮していた三浦 文丈コーチを招き入れた。早速訪れた腕試しの機会にどのようにチャレンジするかは未知数だが、競争意識を高め、「リーダーがいないと強く感じた」(名波監督)チームを変貌させるところから巻き返しを目指す。
松本には昨季まで琉球でプレーした河合 秀人が在籍。左サイドでともにプレーした沼田 圭悟は、「お互い特徴を知っているし、やられたくないという思いがあるので良いところをつぶしたい」とたぎらせれば、樋口監督は「彼が松本のキープレーヤー。違いが出せるし、ボールを受けたときのカットインが鋭い」と警戒する。
注目の一戦は6月26日、リモートマッチで開催される。
[ 文:仲本 兼進 ]
