ホームの山口は5試合勝利なし。その5試合を振り返ると連敗こそしていないが、3分2敗で勝点を積み上げられず、J3降格圏との差が縮まってきた。上位陣とのアウェイ2連戦を終え、3試合ぶりのホーム戦となるだけに勝利が欲しいところだ。
前々節・山形戦では力の差を見せつけられて敗戦を喫したが、前節の甲府戦では対等以上に渡り合って勝点1を得た。渡邉 晋監督は試合後、「相手の状況を見て自分たちで選択して攻撃できた」と話しており、「目がそろってきた」といういまのチームの状態をピッチ上で示した試合だった。その内容をこの大宮戦でも継続して見せたい。
対する大宮は、14試合勝利から遠ざかっている。霜田監督の就任後は栃木、松本と2試合連続で引き分けており、喉から手が出るほど勝利が欲しい。降格圏で苦しい状況は変わっていないが、チーム内からポジティブな発言が増えてきている様子で、勝利すれば一気に好転する可能性もある。
注目したい選手は、大宮のイバだ。昨夏に大宮に加入後、約1年で2得点と持ち前の決定力は影を潜めているが、出場時間が増えるにつれてコンディションも上がってきている。横浜FC時代には山口との試合に8試合出場し、なんと9得点を記録している。大宮にとっては頼りになるストライカーであり、山口にとっては絶対に抑えないといけない選手だ。
両者の過去の対戦は2勝2分2敗。今回も熱戦必至の“オレンジダービー”になりそうだ。
[ 文:田辺 久豊 ]


