山口は現在2連敗中で、引き分けを挟んで5試合勝利がなく、21位にまで順位を落とした。勝利できない要因として挙げられるのは得点不足で、シュート数はリーグ3位ながらも得点を決めることができていない。すなわち決定力不足だ。前節・新潟戦は後半の立ち上がりに相手選手が1人退場し、残り40分以上を数的有利で戦ったものの、結局ゴールを奪えずに追いつくことができなかった。勝利につながるゴールが欲しいところだ。
大宮は1試合消化していない中で4位につけている。直近2試合を連続して引き分けで終えているが、4試合負けなしと好調を維持している。特筆すべきは失点の少なさで、これまでの10試合で6失点しかしていない。高木 琢也監督の目指すチーム作りが順調に進んでいると言えるだろう。
その高木監督は山口を相手にまだ負けたことがない。これまで長崎の監督時代を含めて6試合対戦しているが、5勝1分という見事な成績を収めている。分析力に長けた高木監督にとって、山口の攻撃を封じるのは難しくないことなのだろうか。山口にとって、高木監督は天敵と言っていい存在だ。
連戦の試合だけに、総力戦になることは必至。選手起用は読めないところが多くあるが、チーム力では大宮に分があるのは誰もが認めるところだろう。下位にもがくチームと上位で好調を維持するチームの対戦となるが、やってみないと分からないのがサッカーだ。
[ 文:田辺 久豊 ]


