大宮は前節・山口戦で15試合ぶりの白星を挙げた。霜田 正浩監督が就任して3試合目の一戦で黒川 淳史が今季初ゴールを奪うと、その1点を守り抜き、3カ月ぶりに勝利を告げる笛を聞いた。
球際や最後の局面で体を張ることに加え、攻撃面でも練習でやってきたことが試合で表現できるようになってきており、つかんでいる手ごたえは大きい。21位と状況は厳しいままだが、J2残留圏との差は確実に縮まってきており、少しずつ光が差し込んできている状態だ。
新体制初勝利の勢いを持ったまま、狙うはもちろん連勝。指揮官もこの状況を抜け出すためには「連勝が必要」と口にしており、チームの士気は高い。3月末の明治安田J2第5節・長崎戦以来、ホームではサポーターと喜びを共有できていないだけに、「今節こそは」と期待は高まっている。ここで一気に“霜田アルディージャ”が上昇気流に乗れるか注目だ。
対する山形は6勝1分と7戦負けなし。いまのJ2で勢いに乗るチームの1つである。山形もシーズン途中で監督交代を経験しているが、この7戦負けなしはピーター クラモフスキー監督が就任してから始まっており、チームの立て直しに成功したと言える。司令塔の山田 康太を中心とした攻撃は抑えどころが複数あり、簡単には止められない破壊力を擁している。
山形にとっても、J1昇格争いに本格的に参戦するためには、下位に沈む相手に取りこぼしは許されない一戦。アウェイゲームではあるがしっかりと勝点3を手に入れ、前半戦を締めくくりたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

