前節・愛媛戦で引き分け、最下位に転落した北九州だが、リーグ再開後の試合内容は決して悪くない。昨季の躍進を支えた福森 健太と椿 直起を期限付き移籍で獲得すると、2人が発するエネルギーがチーム全体に波及し、攻守のレベルは中断前より確実に上がっている。
小林 伸二監督は「前への意識が強い。といってもロングボールを蹴り込むのではなく、裏を取る、幅を使うという丁寧なボールの動かし方をしながら推進力を作り出すのがうまい」と、町田の攻撃力を高く評価し、そこへの対応が今節のポイントになると見ている。愛媛戦での失点シーンを見た町田が積極的に裏を取ってくるとも予想しており、“蹴らせない、走らせない”ための守備圧力をいかに掛けられるか。
一方の町田は前々節・京都戦を落とし、前節・岡山戦は80分に太田 修介のゴールで先制するも、終了間際の1失点で勝利を逃した。中断前の5試合で4勝を挙げた勢いが弱まった印象だ。さらに、今節の相手は前半戦で敗れている北九州。その前回対戦は、終盤にドゥドゥのシュートがクロスバーを叩くなど怒とうの攻めを見せながら得点を奪えない悔しいものだった。それだけに、リベンジに向けて大いに燃えているはずだ。
注目選手は前回対戦で決勝ゴールを挙げ、前節で9試合ぶりのゴールを奪った北九州の髙橋 大悟。町田では、途中出場ながらここ4試合で2ゴールを挙げている太田に勝負を左右するゴールの予感が漂う。
[ 文:島田 徹 ]


