今節も予想される、フットボールとフットボールのぶつかり合い。共鳴し合うのか、それとも消し合うのか。シーズンも残り3分の1ほどになり、よりシビアな状況の中でエキサイティングの度合いはさらに増しそうだ。
5位の山形は前節・山口戦に1-2で敗れ、13試合ぶりの敗戦となった。快進撃を続けてきたピーター クラモフスキー監督就任以降、初の黒星。ドローに終わった前々節・琉球戦も含めて、決定機は数多く作っているが、それに見合ったゴール数が得られていないのが現状だ。そして、今節はU-20日本代表候補合宿に参加している半田 陸と樺山 諒乃介が不在。その影響がどう出るか。テンポよくボールを動かし、ペースをつかんで早い時間帯の先制につなげられるかが、再び連勝街道に入るためのカギだ。
対する9位・水戸の直近3試合は、すべてトップ4との対戦で2勝1敗。京都には敗れたが、琉球と新潟を相手にいずれもクリーンシートで破っている。特に、前節・新潟戦は中山 仁斗の2得点などで4-0と快勝。夏のウインドーでは中核として稼働していた選手の流出もあったが、チームの基盤を大きく崩すことなく、中断期間以前に加入した藤尾 翔太や伊藤 涼太郎などの攻撃陣が特長を発揮。攻撃力は増した印象だ。大量得点後の試合は難しい面もあるが、いまはそれが杞憂に思えるほど充実した戦いぶり。8位とは勝点7差と開いているだけに、順位を上げるために必要な連勝を狙う。
[ 文:佐藤 円 ]
