ホームの松本は、直近の明治安田J2第28節・磐田戦で0-4の大敗。それ以前の2試合は“シックスポイントゲーム”で連敗しており、悪い流れを断ち切れないまま3戦連続ノーゴールの3連敗となった。失点を重ねるごとに肩を落とし、勝機が先細る悪循環。順位はJ3降格圏内の19位まで後退しており(9月4日時点)、負の連鎖から脱却する必要がある。
「失点の仕方が悪かったり、ボールへの執着心が薄れていると思う」と指摘するのは名波 浩監督。就任直後はゴール前での強固なディフェンスを発揮できていただけに、2試合連続の4失点には頭を悩ませる。しかし、選手のモチベーションを上げるのは本来、指揮官の得意分野。難敵相手でも前のめりに戦いを挑めるよう、リカバリーの手腕に期待がかかる。
一方の京都も直近の第28節・甲府戦で0-3。6試合ぶりの黒星を喫し、磐田に首位の座を明け渡した。リーグ最少失点の京都が3回もゴールを割られたのは、第4節・磐田戦(3●4)以来2回目。J2制覇を狙うチームとしては、連敗は何がなんでも避けたい。
「1対1のデュエルやルーズボールの戦いで甘さが出たがゆえの失点だった。『自分たちはできるんじゃないか』という自信もあった中、ベーシックなところで負けてしまった」。京都の川﨑 颯太は敗因をそう振り返った。一方の松本も、大量失点した2試合はデュエルの強さが影を潜めている。
松本のキャプテン・佐藤 和弘も含め、両チームの選手たちは試合後に「下を向く必要はない」と口にした。それを単なる言葉だけでなく、実際のピッチで体現できるかどうか。そこに、勝点3の行方が懸かっているのではないだろうか。
[ 文:大枝 令 ]
