現在2位の京都は中断明けから3連勝を飾ったあと、8日間で3試合を消化する連戦に挑んでいるが、1分1敗と足踏み状態にある。直近の第25節・松本戦では二度リードされながら、そのたびに追いつく粘り強さを見せたが、先制点を奪われる試合が続いているのが気がかりだ。リーグ最少失点タイのチームが、直近2試合で5失点。悪天候で延期になっていた松本戦が週半ばに組み込まれた関係で試合間隔が琉球より短く、コンディション面での不利はあるが、なんとかイヤな流れを断ち切りたい。
ただ、必要以上に過敏になることはない。今季の京都は失点ゼロを目指す守備的なチームではない。攻守にアグレッシブに戦い、全員がハードワークしてきた結果として、リーグ最少失点タイという結果があるのだ。あくまで戦術の軸となるのは前線からのプレッシングであり、リスクを恐れず積極的に前に出る姿勢だ。細かい修正は必要だが、今節も自分たちのスタイルを信じて勝利を目指す。武田 将平と本多 勇喜の出場停止も、選手層の厚さやチームの総合力で乗り切る構えだ。
対する琉球は、京都と勝点7差の4位。J1昇格争いに食らいつくためにも負けられない一戦だ。京都サイドからは警戒すべき存在として、前回対戦でも危険な存在だった阿部 拓馬や、今夏に浦和から育成型期限付き移籍で加わった武田 英寿らの名前が挙がっている。前節でゴールを決めた清水 慎太郎や、負傷から復帰した池田 廉にも注目が集まる。
実力者がそろう攻撃陣だが、一方で最終ラインには負傷者が相次ぐ。前々節で知念 哲矢と田中 恵太が、ともに全治約4カ月のケガを負った。知念は負傷するまで全試合先発していた守備の要で、精神的支柱でもある。右SBの田中 恵太も開幕から第20節まで先発し、負傷離脱。復帰戦となった前々節で再度の負傷となってしまった。前節・長崎戦の最終ラインはCBに福井 諒司、右SBに上原 牧人が起用される中で3失点。京都の強力な攻撃陣を抑えるために、守備陣はもちろんチーム全体として奮起が求められる。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

