ともに前節で敗戦を喫しており、うまく気持ちを切り替えられるかが第一のポイントだ。第2のポイントはセットプレーの守備。前節、北九州はFKの流れから2点を奪われ、群馬もFKの流れから相手に決勝ゴールを許した。互いのセットプレーの特徴を把握して対策を練る必要がある。
特に北九州は念入りさが必要。というのも、群馬には特別なキックを持つ大前 元紀がいるからだ。小林 伸二監督は清水で一緒に戦った大前の怖さを十分に理解しており、「大前はいま途中出場が続いているようだが、だからこそ怖い。十分な体力が残っているということはキックの精度が高い、ということだから」と語った。
前節の反省を踏まえて、セットプレー時の守備をポイントに挙げたが、流れの中での守備には小林監督も久藤 清一監督も満足感を覚えていた。安定感のある互いの守備陣からいかにして得点を挙げるかも、大きな見どころになる。
北九州は前節で8試合ぶりの先発を果たし、今季2ゴール目を挙げた前川 大河の勢いに期待したい。高い技術を生かしてキープ力を発揮してきた前川がゴールへの意欲も持ったとなれば、相手にとって脅威になるはずだ。
一方の群馬は、4ゴールでチーム得点王の北川 柊斗に期待がかかる。2019年終盤には山形からの期限付き移籍で北九州の一員となり、7ゴールを挙げてJ2昇格に貢献した実績がある。ここ2試合は控えだが、慣れ親しんだミクニワールドスタジアム北九州で6試合ぶりのゴールを挙げられるか。
今季一度目の対戦は明治安田J2第5節で、永田 拓也と髙橋 大悟の得点で北九州が2-0の勝利を収めている。果たして、今回はどうなるのか。
[ 文:島田 徹 ]


