観客数の上限がアップするタイミングでホームゲームを迎える北九州は、前節の磐田戦で1-4と大敗。ただ、FWの佐藤 亮が10試合ぶりの得点を挙げたこと、後半の攻勢が佐藤 颯汰や六平 光成をはじめとした交代出場選手の働きによるものだったことなど、プラス材料もあった。
今節はそれを効果的に生かしながら、ボール保持に長ける東京Vからいかに高い位置でボールを奪って主導権を握れるかがポイント。東京Vの可変システムを頭に入れながら、どこで守備のスイッチを入れて奪いにいくのかの意思統一を明確にすること。そして、主将の村松 航太が前回対戦の印象を踏まえて「ヴェルディの選手はイヤなポジションを取るのがうまい」と言う、個人とグループの駆け引きで勝ることが効果的な守備実践のカギになりそうだ。
一方の東京Vは、前節で岡山に一度は追いつきながら、そこからわずかな時間で勝ち越しゴールを許して1-2の敗戦。明治安田J2第16節から第20節までの5連勝以来連勝ができていない現状もあり、強気な姿勢を継続してパワーの一気放出が難しいマインドにあるのか。岡山戦の得点は戸島 章によるもので、加入後初ゴールというポジティブな要素をチームとしては大いに利用したいところ。
前回対戦は5月の第14節で、後半の山下 諒也と佐藤 凌我のゴールによって東京Vが2-0で勝利を収めている。東京Vが同一カード連勝を果たし巻き返しへの契機をつかむのか、それとも北九州が5試合ぶりの勝利を挙げて降格圏からの脱出に成功するのか。
[ 文:島田 徹 ]


