山口は名塚 善寛監督が就任して2試合を戦ったが、まだ勝利がない。前節はJ1昇格争い中の新潟と対戦し、序盤から相手を苦しめて多くのチャンスを作るも、0-1で惜敗した。前々節・東京V戦を含め、前からボールを奪いにいくアグレッシブな戦いを見せており、内容は決して悲観するものではない。名塚監督は「前からボールを奪うところはどんな相手にも臆することなくやれている。積極的にボールを奪いにいく意識は高くなっているので、そこは継続したい」と話す。
一方の水戸は前節、群馬との“北関東ダービー”を2-1で制した。前々節・相模原戦では二度リードを奪いながらも追いつかれて4-4のドローに終わり、前節は立ち上がりの3分に先制を許すという苦しい展開を強いられた。しかし、群馬に真っ向から立ち向かい、終盤に逆転ゴールを奪って見事に勝利した。このリバウンドメンタリティーこそが水戸の強さであり、持ち味の粘り強さだ。チーム状態は上向きと見ていいだろう。
名塚監督は水戸について「前からアグレッシブに来るし、カウンターも鋭い」と話し、「前に前にという部分では僕らがやろうとしているサッカーに似ているけど、そこにも臆することなくガチンコで勝負したい」と意気込む。
山口は今節の舞台となるセービング陸上競技場では4連勝中で、2017年には水戸にも勝利している。「僕が来てから下関では負けた記憶がない。良いイメージしかない」と話す名塚監督が就任後初勝利を挙げることができるか、あるいは水戸がリベンジを果たすのか。決戦の地は“下関”である。
[ 文:田辺 久豊 ]