舞台は味の素スタジアム。甲府からは車で行けば中央道で約1時間半とほど近いアウェイ戦だ。いつも多くのサポーターが詰めかける試合であり、多くの後ろ盾がある中で戦えることになる。
ここ8試合で複数失点がない甲府と、逆に失点がかさんでリーグワーストとなっている東京V。現状に差がある中、東京Vとしては5失点を喫した前節からの立て直しが求められる。キャプテンマークを巻いてアンカーで先発を続けていた佐藤 優平が千葉戦でひざを負傷し、「いまはトレーニングに参加できていない状態」と堀 孝史監督が28日の取材で明かしている。今節は欠場が濃厚であり、どんなメンバーを起用するかは注目ポイントとなる。加藤 弘堅や山本 理仁といった選手が、このポジションを務める候補となるか。
「戦っているところを見に来てくれたサポーターの皆さんに見せることが絶対必要になります。具体的には、走っているところ、それに体を投げ出すとか、積極的に攻撃する姿勢もそう。気持ちの見えるプレーを出せるようにしたい」 堀監督は守備面での修正とともに、戦う姿勢の発露を求めていた。
甲府は前節、今季初となる逆転勝利を長崎相手に実現した。「どちらに転んでもおかしくないゲーム」(伊藤 彰監督)をモノにした意味は大きい。その勢いのまま味の素スタジアムに向かうことになる。追う者の強さ、テンションの高さが生きている印象で、東京Vも呑み込むか。
両者の直近5試合における対戦成績は東京Vの3勝1分1敗。ただ、ここ2試合は甲府の1勝1分で、前回対戦では東京Vのシュートを4本に抑えて2-0の勝利を収めている。今節はどうなるか。
[ 文:田中 直希 ]
