過密日程の中、水曜日に山口とのアウェイ戦に臨んだ琉球。相手より1本多い10本のシュートを放つも無得点に終わり、喜名監督となって初黒星を喫した。ボールを動かしながら数的優位を作ってサイド攻撃を促したものの、指揮官は「フィニッシュにつなげるところであったり、ゴールに向かうところ。もっとどん欲にミドルシュートを打ったり、クロスに対して人数をかけて迫力を出すという部分において少し物足りなかった」と課題を口にした。また、守備では警戒していたセットプレーで2失点を喫し、現体制となってから奪われた3点すべてがセットプレーから。こちらも課題が浮き彫りとなっている。消化不良だった攻守両面の修正を図り、「ホーム戦では絶対に結果を残さなければいけない」(喜名監督)と活を入れ直して3試合ぶりの勝利を目指す。
一方、金沢は前節、J2残留を争う愛媛と対戦。15分にセットプレーから先制されるも、29分からの2分間で平松 昇が2ゴールを奪い、圧力を掛ける相手の攻撃をしのぎ切って貴重な勝点3を手にした。「落ち着いてプレーすればかなりのことができると思う。選手たちはよくやってくれた」とたたえた柳下 正明監督。J3降格圏からさらに遠ざかるためにも結果を求め、タイトな寄せで相手から自由とボール、そして勝点も奪いにかかる。
両者によるJ2での対戦成績は金沢の2勝2分1敗。前回対戦は2-1で琉球が金沢戦初勝利を飾っている。残り5試合となり、目標を達成すべく各所でサバイバルマッチが演じられる中、琉球は最終順位4位以内を、そして金沢は残留を果たすべく、垂涎の勝点を奪い合う。
[ 文:仲本 兼進 ]
