開幕戦は1-1のドロー決着だったこのカード。シーズン残り3試合となった今節、勝点65同士での再戦となった。得失点差で町田が6位、山形が7位。来季もJ2を舞台に戦うことがすでに決まり、今季もここから順位の大幅アップが見込めるわけでもない。それでも目指すのは、1つでも上の位置でのフィニッシュ。今節の勝利は、ともに抱えているゴール前での課題克服がカギになる。
山形は2連敗のあと、前節は大宮を相手に2-2のドロー。二度追いついたことには価値があるが、先制されて追いついても引き離され、長い時間でビハインドに立たされる展開は勝利の確率を下げるものだ。味方同士の立ち位置やスペースを突く動きで相手を崩し、シュートチャンスも作れてはいる。先制できれば本当の意味で主導権を握り、試合を優位に進めることができるが、ここ3試合はその先制点が奪えていない状況だ。今節はホーム連戦。早い時間帯にゴールネットを揺らせるかどうかが、4試合ぶりの勝利に直結する。
町田はここ6戦負けなし。2勝4分と勝ち切れてはいないが、4試合を無失点で終えている。また、明治安田J2第34節・秋田戦と第36節・琉球戦以外は被シュート数を5本以内に抑えるなど、安定した戦いぶりが続いている。その一方で、2勝にとどまっているのは、シュートチャンスや決定機の数に見合った得点を奪えていないことにある。この6戦のうち、3試合が無得点。前節・群馬戦は先制し、シュート数では12対3と大きく上回ったが、スコアは1-1のドローで終えている。安定した試合運びと失点の少なさを盾に、複数得点を実現させて勝利をつかみたい。
[ 文:佐藤 円 ]