愛媛にとって今節は最も無念の形での消化試合となるが、「残り1試合、サポーターの皆さんやスポンサーの皆さんが期待しているものはあると思うし、自分たちもプロとしてやるべきことがある」(茂木 力也)と、苦しみ抜いたシーズンで最後は意地を見せ、勝利で締めくくることが唯一残されたタスクとなる。
愛媛は3連敗中で7戦未勝利。しかも今季ホームでの勝利はたった1試合のみ。7カ月以上ホームサポーターの前で歓喜の瞬間を迎えられていないことを考えれば、選手たちはいつまでも降格の失意に暮れているわけにはいかないのだ。
一方の山口は前節、甲府と対戦し、押し気味に試合を進めるも0-1で敗戦。ホーム最終戦を白星で飾ることはできなかったが、他会場の結果により残留が決定した。山口にとっても今節は消化試合と言えるが、名塚 善寛監督の来季続投がすでに発表されている。指揮官も「(チームは)まだまだ伸びシロはある。トライしないことにはうまくはならないし、成長もしない。そこは最終節もトライしていきたい」と来季へつなげる一歩として今節での全力プレーを誓っている。
両チームにとって大儀ある消化試合は、決しておとなしいものにはなりそうにない。
[ 文:松本 隆志 ]

