前節、アウェイで徳島と対戦した熊本は、先制される展開から一時は逆転したものの、追いつかれてのドロー。勝点1を得たが、「2を落とした」(大木 武監督)感覚も強く、今季のホーム初勝利を挙げるには、ゲームの入りから自分たちのペースに持ち込むことがテーマの1つになる。
ただ、チーム内で複数の選手とスタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことが17日に発表されており、おそらく先発やベンチメンバーの編成にも少なからず影響があるだろう。
「プレーできる選手がいつもどおり、精一杯やることが一番」とキャプテンの河原 創は言い、「みんなそれぞれ、いつ出てもいいようにトレーニングから準備している。逆に言うとチャンスになる選手もいると思うし、ここがチーム力の見せどころ」と黒木 晃平が話すように、新たにピッチに立つ選手のパフォーマンスもカギになる。
対する長崎は、2戦続けての“九州ダービー”となる。前節・大分戦では序盤に先制されたが、直後にクリスティアーノの加入後初ゴールとなる豪快なボレーで追いつき、前半終了間際のPKで逆転。後半もクリスティアーノと奥井 諒が加点し、新戦力が快勝の立役者となった。
1つの結果がチーム全体にポジティブな効果をもたらすことは間違いない。安定したディフェンスで相手を引き込むだけでなく、積極的にボールを奪って攻撃につなげるという次のステップも視野に入っているだろう。その点、ボールを保持したい熊本を相手に連勝すれば、上位陣に迫る勢いもつく。
それぞれの指揮官が志向するスタイルが色濃く反映されたチーム同士、注目の一戦となる。
[ 文:井芹 貴志 ]


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