水戸は3連戦初戦の明治安田J2第6節・熊本戦で完勝したあと、“北関東ダービー”で2連敗。試合を優勢に進めながら少ないピンチで失点しての黒星が続いた。「いまさら“よそ行き”のサッカーをするわけにはいきませんから、しっかりとよりサッカーの本質のところでパワーを出すこと。戦術うんぬんとかはまったく思っていないので、しっかりと自分たちで戦うメンタリティー、勝負事で絶対に勝つという執着や執念みたいなものを、一人ひとりが10%や20%でも引き上げないと勝てないということ」。秋葉 忠宏監督は個々も含めて勝利にこだわる姿勢にフォーカスしていくことを強調している。
そういった部分で、現在うまくチームが回っているのが金沢。連敗時には現在の水戸と同じように個々の戦う姿勢に問題が見えたときもあったが、それをすぐに改善。3連戦を2勝1分で乗り切った。しかも前々節の熊本戦は不運な判定もありながら二度のビハインドを追いつき、前節の栃木戦は相手にペースを握られる時間を耐えて無失点で乗り切るなど、勝負強さを見せている。ただ、前節は90分の中で甘い部分も見えた。気持ちを入れ直してくる水戸相手に同じようなことをすれば、そのスキを突かれてしまうだろう。
[ 文:村田 亘 ]