横浜FCは前節、アウェイで栃木にスコアレスドロー。同じ布陣を採用する相手に前線からマンツーマンでプレスを掛けられてビルドアップに苦しみ、敵陣に入ればしっかり守りを固められた。逆に自分たちがハイプレスに行けばロングボールで回避され、しかも高くて強いFWに起点を作られたことでペースを終始つかめなかった。無得点に終わったのは今季初で、シュート自体も2本しか打てなかった。
開幕から無敗で首位を走っていることで他チームから警戒され、対策されていることは明らか。とはいえ、栃木のように対策を見事に実行できるかは、布陣やスタイルのかみ合わせ、メンバー編成によるところも大きく、その面では今節の町田はその“型”のチームではない。
町田はここ4試合を2分2敗。調子は明らかに下降している。もともとランコ ポポヴィッチ監督は固定したメンバーで戦う傾向があることに加え、JFA・Jリーグ特別指定選手1人と2種登録選手2人を含めても28人の少数編成。リーグ序盤に優位性を見せつけたプレー強度の高さが、試合を重ねた疲労で次第に落ちてきていることが響いている。
まずは町田がどこまで強度の高いプレスとスピーディーなカウンターを仕掛けられるかが見どころとなるだろう。そして横浜FCがいかにプレスをはがし、空いているサイドを有効に使った攻撃を仕掛けられるか。大型連休の連戦2試合目、交代策を含めた選手起用も大きなポイントになりそうだ。
[ 文:芥川 和久 ]
