前々節・岩手戦が中止となり、前節は2週間ぶりの試合となった山形は、アウェイで金沢と1-1のドローに終わった。7分に失点したあとは主導権を取り返し、何度か受けたカウンターをしのぎながら71分、藤田 息吹のゴールでついに同点。しかし、その後も攻め続けたものの逆転には至らず、勝点1にとどまった。
開幕からの主力では、チーム最多の7得点を挙げている藤本 佳希の負傷と長期離脱がリリースされ、ボランチの南 秀仁も3試合ベンチ外。さらに、前節は開幕から全試合先発してきた山田 康太の姿もなかった。厳しい状況で連戦に突入しているが、負けなしは8試合継続中。出場可能な選手で6位からの順位アップを狙う。
16位・山口のここ3試合は1分2敗。前節は長崎をホームに迎え撃ち、1-2で敗れている。明治安田J2第14節・町田戦、前々節・甲府戦はともに開始2分で失点しており、長崎戦もCKで先制を許したのは5分。さらに前半アディショナルタイムに追加点を奪われ、反撃は61分に沼田 駿也が決めた1点止まりだった。きっ抗した試合展開が多いが、クリーンシートは第8節を最後に実現していない。
今節は中3日の山形に対して、中2日でアウェイ戦に臨むことになる。遠征に帯同する選手のセレクトにも十分な猶予はない状況だ。加えて、渡部 博文が累積警告で出場停止。今季全試合に先発し、ビルドアップの手綱を握っていた経験豊富なCBを欠くことになる。本人も出身地・山形県での試合に出場できないことは無念に違いない。
山形のベンチには、昨季終盤まで山口で指揮を執っていた渡邉 晋コーチが入る。それが山口の選手たちにどのような心理的影響を及ぼすのかにも注視したい。
[ 文:佐藤 円 ]
