各チームの前節を振り返ると、琉球はアウェイで大宮と対戦。勝点14で並び、下位から抜け出したい両者の思いが交差する一戦となったが、セットプレーで得点を許し、0-1で敗れた。5月に入ってから明治安田J2第15節・熊本戦、第16節・栃木戦で連勝を飾り、調子が上向いていたところだったが、ここ2試合は未勝利が続く。岡﨑 亮平や草野 侑己といった主力が相次いで負傷交代し、新型コロナウイルス感染症の影響も少なからず残ってはいるが、チームが成長するために必要な球際での激しさと、いま必要な勝負へのこだわりを前面に押し出して、難局打開を図りたい。
対する徳島は前節、アウェイで甲府と対戦。セットプレーから内田 航平がヘディングシュートを決めて先制するも、後半に同点とされた。しかし第15節・群馬戦以来となる勝点を手にしたことで、甲府戦をきっかけにという思いは強いはず。GKホセ アウレリオ スアレスを中心とした守備は総失点11とリーグ最少。梅雨入りし湿度の高い日が続く沖縄の地でも粘り強い対応を見せ、先手必勝で流れをつかみたい。
21位の琉球にとっては何よりも降格圏からの脱出を。そして14位・徳島は5試合ぶりの勝利を手にして、まずは目の前のJ1参入プレーオフ出場圏入りを目指す。両者にとって現状からのステップアップを図るべく落とせない試合である。
[ 文:仲本 兼進 ]
