新潟はここ5試合で4勝1分。前節・大分戦はハイラインの背後を突き、高木 善朗の2得点で先行。73分に1点を返されたものの、割り切って守り抜き、勝点3を手にした。
秋田はここ5試合で3分2敗。いずれも先行されているが、そのうち3試合は同点に追いつき、勝点1をもぎ取る粘り強さを見せてきた。前節・大宮戦は前半から相手を上回るチャンスを作れていたが決め切れず、終盤に相手CKの流れで泉澤 仁に決められ、悔しい0-1での敗戦となった。
前回対戦を振り返ると、明治安田J2第4節は秋田が1-0で勝利している。秋田のホーム開幕戦となったこの試合は冷たい雨が降り、ぬかるむピッチでの攻防に。新潟は「どこでボールが走るかを探りながらつなごうとした」(千葉 和彦)ものの、ビルドアップに苦戦。シンプルな攻撃に切り替えた後半はいくつもチャンスを迎えたが、それらを決められずにいると、秋田の武 颯の技ありトラップで背後を取られ、最後は吉田 伊吹に決められた。
「かなり悔しい試合でしたね。ピッチを含めて、秋田のサッカーにやられてしまった印象がある。自分たちのサッカーをしてしっかり勝ち切りたい」と新潟の主将・堀米 悠斗はリベンジを期す。今節も球際ではタフなバトルが予想されるが、「球離れよくやりたいですし、セットプレーで取ることも大事にしたい」と堀米は言う。
また松橋 力蔵監督は「秋田はダイナミックさが前面に出ている印象ですが、サイドではキレイな崩しも持っていますし、そこからクロスの精度を含めた攻撃の質も高い。細かい戦術、技術、アイディアも持っている手ごわいチーム」とリスペクトし、スキなく準備を進める。
どちらも守備は一体感を持って激しく奪い、スイッチが入れば鋭い攻撃を繰り出すチーム同士。局面のバトルで相手を上回るのか、相手をかわして背後を突くのか。スリリングな攻防に注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

