岩手は6月以降、6試合負けなし。その期間に積み上げた勝点は『12』で、最下位だった順位も19位にまで上げてきた。それでも前節・大宮戦は秋田 豊監督が「80分くらい攻められる展開」と話したように、明らかに押し込まれた。暑さに苦しみ、プレスの勢いが欠如。間延びした中盤を支配された。今節も同じ轍を踏むわけにはいかず、良い流れだからこそいま一度気を引き締めて臨みたい。おそらく、スタメンはほとんどが入れ替わるはずだが、中3日でチームとしての修正をどのように図ってくるか。
琉球は前々節・町田戦からナチョ フェルナンデス監督が指揮。しかし、初戦を落とすと、前節・東京V戦では手痛い逆転負けを喫した。これでチームとしては5連敗、そして8試合未勝利と苦しい状態が続いている。前節終了後、指揮官は「完成度はまだまだ」とし、クロスへの対応と前半途中から重心が後ろに傾く点を改善点に挙げた。
監督交代後は、ロングボールを使いながら早いタイミングで前のスペースを使う戦い方も印象的な琉球。しかし、トランジションや球際の強さは岩手の武器でもある。岩手としては、秋田監督就任以降積み上げてきた自分たちの土俵で後れを取るわけにはいかない。それがホームであればなおさらだ。下位直接対決となった直近2試合で勝点4を挙げている岩手。琉球との前回対戦では後半に豪快なミドルシュートを2発決めて逆転勝利しただけに、良いイメージを持って臨めるはず。大宮に続き、琉球にも“シーズンダブル”を達成し、勢いを加速させたい。
[ 文:髙橋 拓磨 ]