前節・徳島戦はスコアレスドローに終わった琉球。「集中して試合に入れていることが守備の改善につながっている」(ダニー カルバハル)と、極めて多かったアディショナルタイムの失点は減少し、勝点を確実に奪い切れる要素となっている。ただ、ボールを握る時間をなかなか作り切れず、少ないながらシュートシーンはあるものの、確実性を欠く場面が多い。「守備だけ良くなっても意味がない。次は決め切ることが大事だ」とナチョ フェルナンデス監督は発破をかける。シュート精度を高める練習も日々積んでいるだけに、目に見える結果を残したい。
対する熊本は3連勝中。縦に速く、運動量の多い選手がそろっており、即時奪回の姿勢を90分通して貫くことができるチームである。ボールを巧みにさばきながら、相手を動かす術も知っており、前節・金沢戦では髙橋 利樹が先制点を挙げ、杉山 直宏が2得点。守備面も3試合連続の無失点ゲームを演じ、3-0で快勝している。琉球との前回対戦は0-2で敗れているだけに、リベンジを果たしたい思いもあるだろう。崩れない守備を見せる琉球と、攻撃力十分の熊本という“盾矛対決“になるかもしれない。軍配はどちらに上がるか。
なおこの日は、年に一度の『全島サッカー1万人祭り』が催される。新型コロナウイルス感染症の影響で2年ぶりの実施となるが、元日本代表選手やかつて琉球でプレーした選手が集まってフレンドリーマッチも開催される予定だ。試合後には花火も打ち上げられ、夏の夜空を彩ることとなっている。
[ 文:仲本 兼進 ]
