岩手は前節、大分に3失点で完敗。これでシーズンの失点数は『57』でリーグワーストとなったが、相変わらず自陣でのミスは多く、さらに約束事が遂行されないなど、課題は多い。大分戦でもすべての失点シーンで守備の人数が足りている中、ボールに寄せず、シュートチャンスを与え、反撃の糸口すらつかめずに敗戦。まずは守備原則を90分間徹底すること、さらに前半のうちに先制点を奪う展開に持ち込むことが勝利のカギとなる。
一方で新潟は熊本との上位対決を1-0で制し、ホームでは約2カ月ぶりの勝利を収めた。18分にショートカウンターから小見 洋太が殊勲の決勝点。松橋 力蔵監督が「粘り強く、最後まで守り切ったことは評価したい」と話した守備陣もクリーンシートを達成し、勝点3を上積み。3位・仙台との勝点差を『7』に広げた。注目は出場すれば熊本戦に続き、2試合連続での古巣対戦となる谷口 海斗。岩手でキャリアをスタートさせたストライカーには得点でチームを高みに導く役割が期待される。
岩手としては前回対戦のように、高い位置を取るSBの背後をカウンターで突くことで攻撃の活路を見いだしたい。今週に入り、3選手の新型コロナウイルス感染が公表されたが、どのような起用法で4試合ぶりの勝利を目指すのか。今季も残り10試合。残留に向けて待ったなしの終盤戦が幕を開ける。
[ 文:髙橋 拓磨 ]