13位でJ1参入プレーオフ進出へギリギリの可能性を信じて戦っている甲府が、20位の大宮を迎える。人材の交流が盛んな両チームだが、甲府は元大宮の人材が多く、大宮戦はホームでもアウェイでも特別な試合になる。甲府は9月7日に天皇杯準々決勝・福岡戦を120分の激闘の末に2-1で制し、コンディション面ではかなり不利だが、勢いや活力、自信を武器に変えて迎え撃つ。
大宮は明治安田J2第30節から横浜FC、仙台に競り勝って連勝し、残留争いから一気に抜け出すかに思えたが、奥抜 侃志がポーランドに移籍した影響か、再びバランスを見つける作業が必要になっている。甲府戦はクラブとしても重要な試合になる。ただ、じっくり準備をする時間があっても、天皇杯から中2日の甲府がどんなメンバーか予想することは難しい。このあたりは試合の見どころの1つになりそうだ。
甲府は若い選手が多いが、天皇杯から中2日でどれほどコンディションが回復するか。吉田 達磨監督が大胆にメンバーを替えてくるのか、天皇杯メンバーを軸にスタメンを選ぶのか。この点はコンディション次第だが、ここまでリーグ戦にあまり絡むことができていない選手が天皇杯ベスト4入りの活力を生かして勝利に貢献できれば、プレーオフ進出に向けて大きなプラスになる。甲府は今季勝ち切れない試合が多いが、ラスト8試合で変わることができるのか。リーグ戦6試合ぶりの勝利でギリギリの可能性をつかみたい。天皇杯でクラブ史上初のベスト4入りを果たした流れをつなぐことはできるか。
[ 文:マツオ ジュン ]