後半戦に入って勝点を積むペースを上げた大分は、ようやくJ1参入プレーオフ圏のボーダーラインへと到達。今節、勝利を逃せば勝点2差で追ってくる7位・山形、および8位・長崎と順位が入れ替わり、圏外にはじき出される可能性もある。逆に勝利すれば、今節は3位・岡山と直接対決の5位・仙台を追い抜く可能性もあり、実にヒリヒリした状況だ。次節からの上位直接対決に向けて勢いをつけるためにも、今節の甲府戦は勝点3がマストなのはもちろん、内容的にも好感触を得たいところだ。
台風14号の影響で前節の敵地・金沢戦からの帰りが遅れ、スタッフと帯同メンバーはオフなしで今節の準備に取り掛かった。初日のトレーニングは気迫に満ちて、選手たちが互いを高め合っているようだった。「プレーオフ参戦を確実なものとし、さらに有利な条件で戦って、最後に昇格を勝ち取れるよう、ここからの勢いのつけ方が重要だ」と、下平 隆宏監督も気を引き締める。
一方の甲府は、天皇杯でベスト4にまで勝ち上がっているものの、リーグでは16位に沈む。すでに来季を見据えるかのように、前々節からはフォーメーションを変えて新たな戦術に挑戦中だ。現在は4連敗中と結果が出ていないが、新戦力がフィットするなどチーム状態は悪くなく、貫いてきたポゼッションスタイルにさらなる磨きをかけている。
主導権の握り合いの中で、どちらが多くゴールネットを揺らせるかが楽しみなマッチアップ。大分サポーターにとっては、長年在籍した三平 和司の移籍後初となる昭和電工ドーム大分への“帰還”も心待ちにされる一戦だ。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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