新潟はここ5試合負けなし。前節はアウェイで山形と対戦し、1-1で引き分けた。前半はJ1参入プレーオフ圏浮上を目指す山形の圧力を受けて、5試合ぶりに先制点を許した。しかし、後半から出場した谷口 海斗と小見 洋太が攻守で機動力を発揮して新潟のペースへ持ち込むと、85分に谷口の得点で同点に追いついた。
前々節・大宮戦に続き、敵陣中央を崩してのゴールは今季の新潟が積み上げてきた攻撃が現れたもの。「そういうわれわれの武器を持っていたから追いつけた」と松橋 力蔵監督もチームの成長を実感している。
また、無失点に抑えることも勝点1以上を確実にする。豪州代表の活動から戻り、コンディションを整えたトーマス デンは「仙台も手ごわいチーム。無失点に抑えれば昇格につながるが、消極的になるのではなく、いつもどおりハードにプレーしたい」と意気込む。
仙台は3試合勝ちなし。前節・東京V戦では主導権を握っていた後半にセットプレーの流れから失点を喫し、終盤にもダメ押し点を奪われて0-2で敗れた。ここ2試合は押される時間帯の守備の改善に一定の手ごたえを得ているものの、攻撃面ではチャンスを作りながらも無得点という結果になっている。
新潟の松橋監督は仙台について、「伊藤 彰監督になって、いま構築している最中かなという部分はありますが、おそらく、われわれを倒すつもりで必死に来ると思う。そこで受けに回らず、本当に最初から圧倒するくらいの気持ちで戦えればと思う」と先手必勝を期す。
ここでJ1昇格を決めたい新潟と、プレーオフ進出を確実にしたい仙台。大観衆が見守る中、J1への意地を懸けた熱い戦いが繰り広げられることは必至だ。
[ 文:野本 桂子 ]

