東京Vの城福 浩監督は「志を感じてもらえる試合にしたい」と話している。昇格の可能性がなくなっても、味の素スタジアムに集まってくれるファン、サポーターがいる。「今年も1年、ヴェルディを応援して良かったと思われるように、これまでやってきたことをやるしかない」と梶川 諒太も述べた。チームは5連勝中で4戦連続無失点。染野 唯月は、3戦連発中と好調を維持している。前節・新潟戦で負傷交代したバスケス バイロンの状態は気になるが、「プレーオフ進出クラブの中で、最有力のうちの1つ。力は間違いなくある」(城福監督)という相手に対して、いま出せる力をすべて出す。これは指揮官も表明しており、「ご褒美的な采配でもなければ、来年に向けた期待値を込めた采配でもない。いま組みうるベストでやる」としている。
岡山は、豪州代表としてW杯出場が期待されるミッチェル デューク、好調のステファン ムーク、それにチアゴ アウベス、ヨルディ バイスといった実力者がそろう。城福監督は「新潟戦では似た志向のチーム同士でハイレベルな戦いができたが、今回は違う志向を持つチームと、ハイレベルな試合ができるか」と展望していた。岡山は、前線の個を生かすロングボールも多くなるだろう。ロングスローなどのセットプレーも脅威の1つだ。岡山の前線と、東京Vの守備陣の対峙は見ものになるだろう。
岡山は前節・秋田戦で敗れたものの、3位という順位が示すようにコンスタントに勝点を重ねてきたチームだ。勢いを持った東京Vのパワーか、岡山の地力か。どちらが上回るか。
[ 文:田中 直希 ]
