両者ともに前節は勝利している。山口は、過去11戦未勝利だった長崎からついに初勝利を挙げ、クラブの歴史を塗り替えた。序盤から主導権を握って田中 渉のゴールで先制し、後半は守備の時間が続いたが、しっかりと守り切った。これで9月以降の8試合を4勝3分1敗とし、右肩上がりの状態で最終戦を迎える。
一方の千葉は前節、琉球と対戦した。序盤に先制を許したが、熊谷 アンドリューのゴールで前半のうちに追いつくと、終盤にチアゴ デ レオンソが決勝ゴールを奪取。今季限りでの退任が発表されている尹 晶煥監督のホーム最終戦を逆転勝利で飾った。今節は、3年間続いた尹 晶煥監督体制の集大成を披露する試合となる。
試合の見どころは、山口からすれば堅守・千葉の牙城を崩せるかどうか。千葉とすれば、山口の攻撃をしっかりと受け止めて鋭いカウンターから仕留められるかになる。名塚 善寛監督は「尹監督が3年間をかけて作り上げた良いチームに対して、今季積み上げてきた自分たちのサッカーをしっかり出せるかどうかだと思う」と勝負のポイントを話す。
山口は、菊地 光将と渡部 博文の2選手が、この試合を最後にスパイクを脱ぐことになる。今季は主将を務めた渡部は「若い選手も中堅の選手も、今年は本当に成長したと思う。試合に出ることで選手は変わっていくんだなとあらためて感じた。いまはチームとして手応えを感じている。この手応えを手放してはいけない」と話している。
[ 文:田辺 久豊 ]


