タピック県総ひやごんスタジアムで開催される最終節。ホームの琉球は前節の結果、21位以下で今季を終えることが確定した。序盤戦から複数失点が続き、かつ試合終盤に失点を重ねて勝点を落とすゲームも相次いだ。低空飛行が続く中、浮上のきっかけをつかむべく、6月にスペインからナチョ フェルナンデス監督を招聘。守備力強化のカンフル剤を打ち、1試合の平均失点は減ったものの、今度は得点数で伸び悩み、少ない決定機での詰めの甘さが目立つようになった。「ハードワークでは相手チームよりも上回っていたと思う」と、ナチョ フェルナンデス監督は球際と攻守の切り替えを植えつけた手ごたえを感じつつ、「ただ、結果がつかず、チームを改善させられなかったことは自分に責任がある」と語り、来る最終節で区切りをつけ、退任することが決まった。
大分戦に向けたトレーニングでは、いつもと変わらずエナジーを送るナチョ フェルナンデス監督と、一戦に集中力を高めている選手たちの姿がある。このメンバーでサッカーができるのは今節が最後。さまざまな思いが交錯する中、ホームのサポーターを前に勝利で締めくくりたい。
ただ、勝ちたい一心でいるのは大分も同じこと。10月30日から始まるJ1参入プレーオフの出場権を手中に収め、すでに1回戦で熊本と対戦することが決まっている。その熊本の背中を勝点1差で追う中、最終節で順位を1つ上げて、ホームでプレーオフ1回戦を戦いたいところ。主導権を握った戦いを演じ、同時刻に横浜FCと戦う熊本にプレッシャーを与えたい。
今季リーグ戦のラストゲームは声出し応援エリアが設けられる。両チームのサポーターの声援が共鳴し、ボルテージは上がることだろう。熱戦を期待したい。
[ 文:仲本 兼進 ]
