対戦相手の長崎は、2トップにJ1経験もある外国籍FWのエジガル ジュニオとフアンマ デルガドがそろい、強さ・速さ・決定力もハイレベル。ディフェンスラインをはじめ、ほかのポジションにも能力の高い選手を有する。個々の能力値はJ3とは別格であるため、J2での最初の壁となる相手だ。
だが、それも開幕戦で自信を深めた藤枝にとっては楽しみでしかない。ボールを保持しながら攻撃的に戦うスタイルで、どれだけ自分たちの形に持ち込めるか。そして、長崎の堅い守りをこじ開けられるか。守備では、相手の強力2トップを抑え切れるか。「自分たちの真価を問われる試合」と須藤 大輔監督は言う。
もちろん、開幕戦で千葉に敗れた長崎も、今季初勝利に向けて一歩も譲れない。GKからきっちりパスをつないでくる藤枝に対して前からプレスに行くのか、リトリートするかは不明だが、決め切る力や守り切る力に関しては自信があるはず。
ファビオ カリーレ監督は前節終了後、攻撃の課題として「もう少し良い決断ができたのではないか」と語った。それを修正して、今季初得点に結びつけられるかは注目だ。
お互いに立ち上がりでどれだけ相手の出はなをくじけるかが、試合展開にも大きく影響しそうな対決。そこで優位に立った上で先制点を奪ったチームが、勝利にも大きく近づけるだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]


