アウェイの栃木は守備強度が高く、昨季の失点数40はリーグ3位タイの少なさ。今季は主力選手に入れ替わりがあったが、GK藤田 和輝や岡﨑 亮平を中心とした守備陣は強固だ。開幕戦では熊本に先制を許したが、終了間際に森 俊貴のゴールで追いついた。ボールを奪ったあとにどれほど確実に決定機につなげられるかが、栃木の発展のカギだ。昨季は総得点がリーグ最少の『32』だった。最前線で存在感を発揮する根本 凌らに、いかにして質の高いボールを送り込むか。髙萩 洋次郎の配球や黒﨑 隼人のクロスに期待したい。
ホームの仙台は緻密なシステムを発展させ、J2制覇を狙う。こちらは昨季の総得点がリーグ2位の『67』だったが、総失点はリーグで5番目に多い『59』だった。守備力強化は伊藤 彰監督も今季に向けた大きなポイントに挙げており、経験豊富な GK林 彰洋や状況判断能力に優れる小出 悠太らを補強した上で、組織を整備している。
仙台は開幕戦で強力攻撃陣を擁する町田と対戦。0-0で勝点1を得た。守備で手ごたえをつかんだ一方、なかなか相手ゴール近くでチャンスを作れなかったことが課題。昨季のチーム得点王(14点)の中山 仁斗は「もっとゴールに向かう迫力を前面に出して戦いたい」と、ホーム開幕戦となる今節での得点と勝利を狙う。守備の良さを継続しつつ、氣田 亮真や相良 竜之介のドリブル、中島 元彦のミドルシュートといった武器を生かし、ゴールを重ねたいところだ。
[ 文:板垣 晴朗 ]


