「何がなんでも1点返さなければと思ってプレーした。1-4で終わるのと2-4で終わるのとでは全然違う」と途中出場した田中 裕人が話すように、執念が実を結んだことは収穫と言えるだろう。もう1つの収穫は、今季初めてFWに得点が生まれたこと。これで相手の意識がFWに集中すればチーム全体の攻撃がやりやすくなるだけに、今後に大きな期待がかかる。
岡山は前節、山口とのホーム戦を1-1で終えた。11分にチアゴ アウベスのミドルシュートで先制に成功したが、リードは長く続かず、17分に沼田 圭悟のシュートが柳 育崇に当たってコースが変わり、ゴールイン。そこから一進一退となるも、スコアは動かなかった。これで6試合連続ドローとなり、中位から抜け出せずにいる。
秋田と岡山は昨季も明治安田J2第12節にソユースタジアムで対戦。岡山はそれまで7試合未勝利と苦しんでいたが、秋田にウノゼロで競り勝ったことをきっかけに3連勝を達成し、上位に進出していく。その後、第41節で秋田に敗れ、自動昇格の可能性がついえることになるが、いずれにしても昨季同様に秋田戦で勝点3を手にして、はずみをつけたいはずだ。
秋田は開幕から全試合で先発出場してきた諸岡 裕人が累積警告のため、岡山から期限付き移籍中の阿部 海大が契約の関係で、それぞれ今節はピッチに立てない。練習中も良い動きを見せている田中は「僕だけではなく、みんなコンディションを上げている。メンバー外の選手がいつでも準備していることを見せたい」と力を込める。チャンスをつかもうとする選手のハングリーさがチームを刺激し、秋田を勝利に導く原動力になるかという点にも注目したい。
[ 文:竹内 松裕 ]

