ホーム2連戦となる藤枝は、杉田 真彦と水野 泰輔というボランチの主力2人をケガで欠き、10ゴールを挙げて得点ランク首位を走る渡邉 りょうが今節は出場停止。苦しい台所事情が続いている。水野は復帰が近づいているものの、横山 暁之と平尾 拳士朗のボランチコンビがうまく機能しているので、いまは大きな問題とはなっていない。
それよりも、渡邉が抜けたシャドーの位置に誰を起用するのかが気になるところだ。4連敗のうち3試合が無得点で、いかに点を取るかが大きな課題となっている中、チャンスを得た選手の働きはより重要になってくる。
一方の徳島は、2トップの柿谷 曜一朗と森 海渡が調子を上げて、直近5試合では2人合わせて10得点。特に森 海渡は3戦連発(5得点)と絶好調で、シュート9本で6ゴールと高い決定力を見せつけている。チームとして強力な2トップに良いボールを供給するシーンをさらに増やせれば、より得点力も上がってくるはずだ。
また、藤枝と徳島はポゼッション志向のスタイルという点で共通しており、ボール保持率は徳島がリーグ2位で、藤枝が3位。当然、どちらもボールポゼッションで優位に立って自分たちの形に持ち込もうとするだろうが、それに対して高い位置でボールを奪ってショートカウンターという攻撃も有効になる。ボールを回しながらのゲームコントロールや、相手のスキを見逃さない嗅覚などもポイントになるだろう。
スタイル対決という意味でも真っ向勝負で見どころは盛りだくさん。先制点を奪った側がかなり優位になると予想されるので、ミスが出やすい序盤の攻防も大きな注目点となるだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]


